店長の挨拶
フラックスの花が咲きました!(更新日:2012.5.19)
5月19日、薄紫のフラックスの花がちらほら咲き始めました。 昨年、フランスのノルマンディー地方のフラックス畑を訪れた時には、残念ながらほとんど種になり、あちらこちらにわずかに残った花を見つけることしかできませんでした。昨年は、例年になく、雨が少なかったために草丈が例年の半分程度50cmほどで開花してしまい、開花時期も例年より3週間早かったそうです。 3月末に畑に植えたフラックスの種が4月に芽を出し、5月に花を咲かせました。草丈は、高いもので1.2mくらいでしょうか。茶色と白の2種類の種を蒔きました。 (撮影:2012..5.26) 草丈の高いものは花の色が白っぽくて、50cmほどの草丈の短いものは濃いめのフラックスブルーです。ほとんどが薄紫ですが、何本か白い花が混じっていました。 (撮影:2012.5.24) 5月の風に揺れるフラックスの花を眺めては、もう嬉しくて嬉しくて。 フラックスの花は午後になると花が散ってしまうので、9時から11時頃、畑を訪れては毎日のように写真を撮っています。 真っ直ぐにすっーと伸びたフラックス。風に吹かれても折れることなく、しなやかに揺れています。(撮影:2012.5.24.) 6月10日 花が散るとどんどん種が育ってきました。背の高いフラックスはもうほとんどが種になってしまいました。来年も花が咲くように上手に種を残したいと思います。 まだ少し残っているフラックスの花です。待ちわびてようやく咲いた花が散っていくと思うと、残念ですが、会社の植木鉢に植えたフラックスは、ちょうどいま咲き始めました。 茎丈を測ってみると80cmありました。全部で15本ありましたが、1週間ほどで花から種になりました。 6月に入ると、種がどんどん増えてきました。丸くって可愛いです。(撮影:2012.6.2) 種が多くなってきたので、このところ2日に1回のペースで花を撮影しています。もう少しすると花はすっかり種に代わりそうです。(撮影:2012.6.5.) もうすっかり種になってしまいました。ちょっと残念ですが、丸い種もまた可愛いです。梅雨の晴れ間の風に揺られて波打っています。(2012.6.17.) 7月8日 梅雨の長雨の間に、こんなにもフラックスの種は乾燥し、茶色くなりました。この中に種が入っています。 リネンの繊維を取るには、茎を根から引き抜いて畑に寝かさなくてはいけません。 来年 またフラックスのお花畑を作れるように上手に種を収穫しようと思っています。来年は今年よりもっと広いフラックス畑になるといいなぁと思います。 7月15日 フラックスの種を覆っている皮の部分がずいぶんと茶色くなってきたので、種を取って茎は抜いて畑に寝かしました。フラックスの繊維だけを取り出すためには、この茎を雨露に濡らして周りを腐らし、繊維だけを残すそうです。 たくさんの種を収穫しました。1つの種皮の中に約10個の種が入っていました。 フラックスは、肥料をやらなくてもぐんぐん成長し、農薬などの殺虫剤を撒かなくてもアブラムシなどの虫は不思議と付きません。近くにあったジャガイモは、殺虫剤を撒いていなかったために葉っぱは虫に食べられてボロボロでした。フラックスの茎を収穫するとき、手袋をしていても虫がいないか心配でしたが、たまにカメムシがいる程度でした。 収穫したフラックスの一部は束ねて会社に持ち帰ろうと思っています。そして残りは畑に寝かしてもう少し見守ろうと思っています。 |
- 2018.03.18
- 14:38
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